今日の野球

来季からセ・リーグでも変則プレーオフを実施するそうな。
これで既存のセ・リーグチームのファンは、シーズン終盤近くまで野球に興味を持つことになるんだろうけども、今、むしろ相手にしなきゃいけないのは野球に興味のない人で、そういう人たちにとってはリーグ戦三位でも優勝できるシステムは理解しにくく、プロ野球離れを進めてしまう要因になるのでは?と心配しております。
現在野球の国内リーグの中継は低視聴率で地上波から次々と中継がなくなっているが、国際試合であるWBCは高視聴率を稼いだ。メジャーリーグで活躍している日本人選手の動向は一般のニュース番組でも報道される。やはり世界を相手に対等に張り合っているのは、野球を知らない人から見ても『すごい』のである。わかりやすいのである。興味を持つのである。
とりあえず何かを変えようと変則プレーオフを導入するのはよいけども、これには三位でもリーグ優勝できるという、はたから見たらウソやゴマカシに似た現象を起こす可能性がある。
プロ野球の国内リーグに興味を持たせるためには、新システムの導入というものではなくて、誰から見ても『すごい』と思わせるようなプレイ、イチローのレーザービームやクルーンや藤川の速球、走りながらゴロを捕球しそのまま一塁へ送球してアウトにする野手、そんなものをいつもとは言わない、年に何度か見せることの方が早いとフト思った。