ライブ

椿屋四重奏 熱視線6@赤坂BLITZ

【セットリスト】
ぬけがら
終列車
群青
幻惑
MC
crazy about you[新曲](ブギウギぽいすごく明るい感じの曲)
恋わずらい
熱病
プロローグ
硝子玉
MC
MUDABONE
新曲(シンセソロが入るような都会的な曲)
紫陽花
砂の薔薇
トーキョーイミテーション
新曲(ロックンロールぽいやつ)
アンブレラ
MC
新曲(グラムロックぽいやつ)
サイレンス
螺旋階段
空中分解
【アンコール】
新曲(アコギ2本でのバラード)
小春日和
勝手にしやがれ沢田研二カバー]
君なしじゃいられない

まだまだそんなにブレイク間近な気配がないのに、しかもCDリリースが先にも後にもしばらくないのに七大都市ツアーをやる椿屋。なのにほぼ全ての会場でソールドアウト。
ビッグマウスで自信過剰、だけどもきちんと結果を出す椿屋。
全く嫌いじゃないです。むしろいいです。当日券が出てて、ほとんど買う人がいなかったのは秘密ですが。

単独ライブはたしか前回のツアー以来では?私個人的には約8ヶ月ぶりの椿屋だったのですが、ライブでバンドが音を出した途端に感じたのが『こんなバンドだったっけ?』
すごく演奏のいいバンド、だけどもその姿を見れるのはライブ中盤ぐらいからで前半は少々不安定、というのが印象だったのですが、今日は最初から安心できる、本当の椿屋の演奏を見せてくれました。色んな場所でのライブを経験して成長したのねえ。非常にうれしいです。
リリースも決まっていない新曲ラッシュのセットリスト。ここらへんは前の椿屋と変わってないのね。でも、その新曲の楽曲のバリエーションの幅広さ、これまでない明るい曲調たちの作品には驚かされました。
マニアックではなくメジャーになりたいという意思表明なのかしらね。
それより何よりも、中田裕二のボーカル。本当に表現力増えたね。きっと沢田研二のドームライブ見てその影響受けたからなんだろうね。『紫陽花』はボーカルの力で今までの中でいちばん感動的なものになっていました。
この表現力の増えたボーカルに独特な世界観を持ちつつも一般的に売れそうな感じの明るさを持ち始めたこのバンドは、もうかつての『和』のテイスト縛りをしていたバンドとは完全に違うバンドになってますな。

ちなみに見に行った沢田研二のライブの影響で中田さん、安高さんがアイメイクをしたとのこと。
そこらへんの素直さは前と変わってない(笑)

変わるべきところは変わり、キャラとしてある部分は変わってない、そんな椿屋の来年は今年よりもさらに進化することでしょう。そんなことを感じたライブでした。